現場監督から見えてくるもの
現場監督から見えてくるもの
現場見学会に参加するときに注目してもらいたいのが、現場監督です。
現場監督の役割は、現場を管理し、期日までに家をお客様に引き渡すことです。
家づくりには、多くの工種の職人・業者が出入りして施工を行います。
現場監督はその人たちをまとめ、段取りをつけて指揮をする重要な役割です。
具体的には
・施工図の確認
・工事の段取り、工事中の現場管理(図面通り現場が進んでいるかをチェックする)
・実行予算の管理
・工程表の作成
・アフターサービス などが挙げられます。
このような重要な任務を負う現場監督ですが、特に必要な資格はありません。
建築士免許(1・2級)、施工管理技師免許(1・2級)を持っていることが望ましいのですが、
住宅会社の現場監督という人は、若い人が多く、これらの資格を持っていないことが多いのが現状です。
監督という言葉から、ある程度キャリアを積んだ人が想像されます。
しかし、実際は若い人が多いという理由の1つに、「住宅会社の花形は営業マンである」ということがあります。
現場を格下に見る風潮があるため、現場監督の職は比較的つきやすいものとなり、若い人材が多くなるのです。
会社によって違うので、一概には言えませんが、一人で5棟〜10棟を担当しているのが平均的と言われています。
ですから、1つの現場に常駐していることはまずありません。
現場見学会で現場監督に会えればいいのですが、
もし会えなかった場合は、住宅会社の社員に、どんな人が現場監督をやっているのか聞いてください。
できれば、工事の現場で会わせてもらい、実際に話をすることをおすすめします。
あなたの家づくりに関する熱意を、現場監督に話してみて、その反応を確かめてください。
現場を管理する監督が頼りない人だったり、約束を守らない人だったりするとうまくいきません。
年齢が若くとも、きちんとした会社ならば、監督への教育もできています。
あなたの話にも、誠実に応じてくれることでしょう。
実際に話すことで、こちらの熱意を理解してもらい、監督のやる気を引き出すこともできます。
家づくりは、現場が命です。現場監督について知ることは、住宅会社選びの大きなポイントになります。
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