一月住ぬる、二月は逃げる、三月去る
一月住ぬる、二月は逃げる、三月去る
先月言った「一月住ぬる、二月は逃げる、三月去る」で、もう二月が終わりました。
毎年恒例の現場では年度末の大騒動。今年はオリンピックの影響で特に酷い。人手不足もあるが、建築業界の高齢化と働き方改革での時短。
それに加え若者の無責任作業。本人たちは言われたことだけやる、言われないことはしない。それを無責任とは思っていない。加えて作業時間が異常に長い。早い話が「報徳がない」。
それくらい遅いのなら誰でもやる。職人と名がついているのなら真っ当な時間でやれ。
ある監督さんが「20枚のボード貼るのに二人で3日間かかった。ただただ、あ然とした」
私が「戦力外の私でも1日もあればできるから2倍の日当払っても安い」そんな話になった。
目透かし張りでちょっと難しいが、それにしても手間かかり過ぎ。
組合関係者は嫌がるが全ての賃金「職能給」プラスαは各自で作るものだと思います。
ちなみに目透かし貼りで大工手間は一枚単価800円×20枚16,000円で計算されるのが相場。
しかし現場はそうはいかず、6日分の日当を払わなければならないのだから、いかがなものか。とんだマイナスである。
最近こんな“食人”が多い。人手不足に輪を掛けこの先どうなるだろう??
「じゃあお前はどうなの?スピードはあるのか?」 正・即・美これをモットーにやってきたがさすがにスピードは落ちた。老体にムチ打ちまだまだ現場に出ています。
山尾工務店 広島 木の家 珊瑚の漆喰 自然素材 大工と共につくる家づくり