S様との出会い1
S様との出会い1
S様との出会いから引渡しまでのことを少しずつ書いてみようと思います!
S様は仕事でも関係がありましたが、近すぎずちょうどいい距離の付き合い
である私たち工務店を選んでいただきました。
去年6月、市立大学改修工事帰りに山尾に連れられ、現場へ。
山尾が「ここで新築工事します」
私「そうなんですね!ここですか、まだ家があるんですねー」
見た感じ狭小で奥に長い土地に誰も住んでおられない家が建っていていました。
お隣のお寺に許可をいただいて、お庭から尺を測りました。
これから、申請をして、解体して、地盤調査、基礎工事、棟上げと・・・
約一年くらいかかると聞いて新築するのこんなに時間がかかるのかって思いますよね。
丁寧に建てる、山尾のポリシーが垣間見えました。
ここは昔、参勤交代で殿さまが通った旧道でもあり、廿日市市も保存を大切にしている道。
解体が終わったら、試掘調査がはいりました。
廿日市市の旧道沿いは町家遺跡地区に指定されているため事前に試掘調査が必要と言われました。
掘ってみたところ廿日市市文化スポーツ科と県庁埋蔵文化財担当者の二人による試掘調査で
地表面から約60㎝下から室町後期と思われる備前焼きのすり鉢の破片が出ました。
現在のすり鉢はすりおろすギザギザが全体にありますよね。
当時のすり鉢は、すりおろすギザギザが写真の様に離れていたそうです。
「埋蔵品に30㎝の盛土で保存 」との県から指導でした。
埋蔵品は現状保存して後世に残す。そのためには30センチ以上の盛土をする事
とのこと。
こんなこともあり!時間がかかりますよね、でも大切なことです。
室町後期のものが眠っているこの土地素敵じゃないですか??
テンションもあがります。
その後地盤調査も終わったので、地鎮祭の予定をたて、
その後地鎮祭はとどこおりなく行われました。井戸封じも無事終わりました。ほっと一息。
最初現場を見に行ってからもう、三か月です。
発掘調査と確認申請などで時間がかかってしまいました。
そんなこんなで次は杭打ち始まり、基礎工事。。。まだまだこれから
です。
まだ続きます(^^)
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